一口馬主の費用はいくら?必要な費用と相場を紹介

一口馬主になるための費用解説ガイド

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一口馬主になるために必要な費用やその相場について解説します。入会費から毎月の維持費、保険料まで、各項目の内容と金額をわかりやすくご紹介します。

一口馬主にかかる費用

一口馬主にかかる費用
出典:ロードサラブレット

一口馬主を始めるためには、最初の費用から毎月の維持費まで、いくつかの項目ごとに費用がかかります。

費用項目内容目安金額
クラブ入会費クラブに入る際の初期費用1万〜3万円
月会費クラブの運営費や情報提供料毎月約3,000円
出資金馬の購入費用を一口に分けた額1口あたり1万〜10万円
維持費飼育や管理にかかる費用毎月1,000〜3,000円
生命保険料競走馬の生命保険料年に募集価格の約3%

それぞれの項目を詳しく説明します。

クラブ入会費について

一口馬主クラブに入会
出典:東京サラブレットクラブ

クラブ入会費は、一口馬主クラブに入会するときに一度だけかかる費用です。金額は1万〜3万円ほどで、クラブによって異なります。

クラブとは、競走馬の所有権を分けて出資者を募り、馬の情報提供や管理を行う団体のことです。以下のようにクラブごとに入会費が異なるので、各クラブの条件を確認しましょう。

クラブ名入会金
DMMバヌーシー無料
広尾サラブレッド倶楽部無料
YGGオーナーズクラブ無料
ノルマンディーOC11,000円
東京サラブレッドクラブ33,000円
キャロットクラブ33,000円
ロードサラブレッド11,000円
ウインレーシングクラブ19,800円
サンデーサラブレッド33,000円
社台サラブレッドクラブ33,000円

月会費について

一口馬主の月会費について
出典:DMMバヌーシ

月会費は、クラブの運営や会員サービスにかかる費用です。毎月約3,000円ほどで、馬の近況レポートや写真、動画などの情報提供にも使われます。クラブごとに月会費が違うので、いくつかの例を紹介します。

クラブ名月会費
DMMバヌーシー880円〜3,520円
(出資数に応じて変動)
広尾サラブレッド倶楽部770円〜3,300円
(会員ランクにより変動)
YGGオーナーズクラブ825円〜3,300円
(出資口数による変動)
ノルマンディーOC1,100円
東京サラブレッドクラブ3,300円
キャロットクラブ3,300円
ロードサラブレッド2,750円
ウインレーシングクラブ2,090円
サンデーサラブレッド3,300円
社台サラブレッドクラブ3,300円

出資金について

出資金は、競走馬の価格を複数の「口」に分けたもので、1口あたり1万〜10万円ほどが目安です。

一口馬主の出資金は、馬によって違います。

一口馬主の出資金は馬によって違う
出典:広尾サラブレット倶楽部

これは、馬の価格をクラブが決めた「口数(くちすう)」で割って、一口あたりの値段を計算するからです。

有名な血統の馬や、活躍している兄弟馬がいる場合、その馬の価値は高くなるため、出資金も高くなることが多いです。
また、クラブによって口数が異なるため、同じ金額の馬でも「一口あたりの出資金」が変わります。

例えば、DMMバヌーシーというクラブでは、口数を「2,000~4,000口」と多く分けることが傾向があります。たくさんの人で馬を共有するため、一人あたりの負担が小さくなり、5,000円ほどで買えることもあります。

一方、サンデーサラブレッドクラブでは、口数が「400~500口」と少ないため、一口あたり30万円以上になることも多いです。

出資金は一度だけ支払います。

口数が多いほど、馬への出資割合が増えて、配当金のリターン割合も高くなります。

>一口馬主で「儲かる」秘訣を探る

出資金のリターン計算方法

リターンは馬の成績によって異なりますが、リターン計算の例として次のような計算式があります。

リターン金額 = 賞金額 ×(1 – クラブ手数料率)× 出資口数 / 全口数

また、口数の上限はクラブによって設定されていますが、予算に応じて自由に複数口の購入が可能です。

>一口馬主の配当の仕組み

維持費について

維持費は、馬の飼育やトレーニングにかかる費用です。月に約1,000〜3,000円ほどが相場です。

馬が牧場にいる場合は維持費が低くなり、レースに近づくとトレーニングが増えるため、外厩やトレーニング施設に移ると3,000円ほどに上がることもあります。

また、維持費は、出資口数によって負担額が異なることもあります。

競走馬の生命保険料について

競走馬の生命保険料
出典:DMMバヌーシ

競走馬には生命保険がかけられており、年に1回の支払いです。保険料は募集価格の約3%ほどで、万が一のリスクをカバーするための費用です。

一口馬主は1年でトータルいくらかかる?

一口馬主の年間コストは、5万〜50万円ほどが目安です。クラブの種類や出資馬によって金額が大きく異なります。

  1. 入会金:一度だけの支払いで、0円〜3万円程度が一般的です。
  2. 月会費:クラブによって異なり、月880円(DMMバヌーシー)〜3,300円(サンデーレーシングやキャロットクラブ)で、年間1万円〜4万円が目安です。
  3. 出資金:一口あたり1万〜10万円が多く、クラブや馬によっては30万円以上になることもあります。
  4. 維持費:月々1,000円〜3,000円で、年間1万2,000円〜3万6,000円程度です。

低価格のクラブであれば、年間3万〜5万円程度で参加可能です。一方、サンデーレーシングや社台サラブレッドクラブなどでは、年間20万〜50万円の費用がかかることもあります。

一口馬主を始めるには最低いくら必要?

一口馬主を始めるための最低費用は年間1〜3万円ほどからです。

  1. 入会金:1万円〜3万円が一般的です。無料のクラブもあります。
  2. 月会費:低価格のクラブでは月880円(例:DMMバヌーシー)で、年間1万円未満。
  3. 出資金:一口あたり5,000円から出資可能です。

最も費用を抑えたい場合、DMMバヌーシーのようなクラブで最低1万円〜3万円から始めることができます。

一口馬主の費用はクラブによって大きく異なる

一口馬主は、クラブによって、募集する競走馬の質や価格帯は大きく異なります。

例えば、社台サラブレッドクラブやノーザンファームなどの大手牧場系クラブでは、一流の血統を持つ競走馬への出資機会が多くありますが、出資金額は高めに設定されています。

一方、DMMバヌーシーのような新しいタイプのファンドでは、比較的低価格で競走馬への出資が可能であり、月額会費も880円からと手頃です。

おすすめな人クラブ名特徴
低予算で参加したい方向け・DMMバヌーシー
・広尾サラブレッド倶楽部
・YGGオーナーズクラブ
少額の月会費と出資金で参加可能、月々の負担が少なく初心者にもおすすめ
高額リターンを狙いたい方向け・サンデーサラブレッドクラブ
・社台サラブレッドクラブ
入会金や出資金が高め、競走成績が良い馬が多く、重賞勝ち馬も多く輩出。実績重視に最適
リーズナブルで実績があるクラブ・ノルマンディーオーナーズクラブ
・キャロットクラブ
手頃な出資金と充実したクラブサービスで、重賞勝ち馬の実績も多い。コスト重視に人気

一口馬主のクラブごとの費用比較

人気の一口馬主クラブの入会金と月会費、出資金の目安金額の費用比較表をまとめました。

クラブ名入会金月会費出資金目安
(1口あたり)
DMMバヌーシー無料880円〜3,520円
(出資数に応じて変動)
5,000円〜5万円
広尾サラブレッド倶楽部無料770円〜3,300円
(会員ランクにより変動)
5,000円〜3万円
YGGオーナーズクラブ無料825円〜3,300円
(出資口数による変動)
5,000円〜3万円
ノルマンディーOC11,000円1,100円1万円〜10万円
東京サラブレッドクラブ33,000円3,300円1万円〜10万円
キャロットクラブ33,000円3,300円9万円〜10万円
ロードサラブレッド11,000円2,750円5万円〜10万円
ウインレーシングクラブ19,800円2,090円2万円〜10万円
サンデーサラブレッド33,000円3,300円30万円以上
社台サラブレッドクラブ33,000円3,300円30万円以上

※その他に、維持費が毎月1,000〜3,000円ほど、保険料が年間3%ほどかかります。

費用は、クラブの規約変更や、加入時期などにより変動することがあります。正確な情報は、必ず公式サイトをご覧ください。
また、公式が非公開にしている情報も多いため、上記の表は、利用者のブログや情報サイトのデータも元にしています。

DMMバヌーシーの費用

DMMバヌーシーはオンラインで手軽に始められる初心者向けクラブです。少額から出資可能で、口数が多いため、5,000円ほどで馬に出資できるケースもあります。月額880円の会費からスタートでき、追加で複数馬への出資も可能。定期的な写真や動画で愛馬の成長を楽しめるシステムがあり、出資者への情報提供が充実しています。

>【公式】dmmバヌーシーの費用について

広尾サラブレッド倶楽部の費用

広尾サラブレッド倶楽部は、柔軟な月会費と手頃な出資金で、気軽に始められるクラブです。クラブランクに応じて月会費が変動し、出資額は5,000円からと低価格で参加可能。多彩な馬が揃っており、毎年の募集馬にも質の高さが期待されます。新しいクラブながらも安定したサポート体制が魅力です。

>【公式】広尾サラブレッド倶楽部の費用について

YGGオーナーズクラブの費用

YGGオーナーズクラブは少額から参加可能で、出資額は5,000円程度からです。月会費は口数に応じて調整され、リーズナブルな維持費で手軽に参加できます。出資者向けの情報提供やイベントもあり、気軽に馬主気分を楽しめるクラブです。馬の育成環境も整っており、初心者にも人気です。

>【公式】YGGオーナーズクラブの費用について

ノルマンディーOCの費用

ノルマンディーオーナーズクラブは、手頃な出資金と安定した実績で人気のクラブです。出資金は1万円台から始められ、会費も比較的安価です。重賞勝ち馬も多く、安定した成績を誇り、コストパフォーマンスの高いクラブです。初心者からベテランまで幅広く支持されています。

>【公式】ノルマンディーOCの費用について

東京サラブレッドクラブの費用

東京サラブレッドクラブは、優れた血統馬の出資チャンスが豊富なクラブです。入会金はやや高めですが、出資馬の質が高く、毎年期待の新馬が募集されています。出資金も幅広く設定されており、成績重視で馬主体験を楽しみたい方に向いています。多彩な競走馬が揃い、出資者からの評価も高いクラブです。

>【公式】東京サラブレッドクラブの費用について

キャロットクラブの費用

キャロットクラブは、ノーザンファーム系の馬が多く、実績豊富なクラブとして知られています。出資金は9万円以上が多いですが、安定した競走成績を誇ります。特にG1馬の輩出実績が豊富で、しっかりとしたサポートが期待できます。高リターンを重視する方にもおすすめです。

>【公式】キャロットクラブの費用について

ロードサラブレッドの費用

ロードサラブレッドは、育成からデビューまで安定した管理体制が魅力です。入会金や会費はリーズナブルで、出資金も5万円台から始められます。競走成績も堅実で、実力派のクラブとして支持されています。初心者からベテランまで、幅広い層に愛されています。

>【公式】ロードサラブレッドの費用について

ウインレーシングクラブの費用

ウインレーシングクラブは、低価格で気軽に参加できるクラブで、入会金や会費も抑えめです。出資金は2万円からと低価格で、馬の成長をじっくりと楽しみたい方に向いています。出資者向けの情報提供が豊富で、馬主気分をしっかりと楽しめます。

>【公式】ウインレーシングクラブの費用について

サンデーサラブレッドクラブの費用

サンデーサラブレッドクラブは、重賞での実績が豊富なクラブです。出資金は30万円以上と高額ですが、G1での活躍も多く、実績を重視する方に支持されています。しっかりとした管理体制と優れた競走成績で、高いリターンを目指したい出資者に適しています。

>【公式】サンデーサラブレッドクラブの費用について

社台サラブレッドクラブの費用

社台サラブレッドクラブは、日本競馬界トップクラスの血統馬が揃うクラブで、出資金も30万円以上のものが多いです。高いリターンが期待でき、競馬上級者や実績を重視する方に人気があります。優れた馬育成とレースでの実績が魅力です。

>【公式】社台サラブレッドクラブの費用について

一口馬主の費用の支払い方法

クラブへの支払い方法は、銀行振込、クレジットカード払い、口座引き落としなどがあり、クラブによって異なります。たとえば、DMMバヌーシーや広尾サラブレッドクラブではクレジットカード支払いが可能で、YGGオーナーズクラブやノルマンディーオーナーズクラブは口座引き落としが可能です。

一口馬主の費用は分割払いできる?

一部のクラブでは、出資金を分割で支払うオプションも提供されています。

競走馬出資金(馬代金)のお支払い方法について、これまでの「一括払い」に加えて「分割払い」をご用意しました。お客様のご都合に応じて、お支払い方法をお選びいただけます。

引用:DMMバヌーシー

分割払い対応のクラブであれば、一度に支払う金額が減るため、負担が軽減されます。

一口馬主の費用対効果は?

一口馬主のリターンは、馬の活躍に依存しますが、一般的にリターン率は20〜30%ほどと言われています。

G1レースで優勝する馬などはリターン率が50%を超えることもありますが、競走馬の成績は予測が難しいため、高リターンが必ず期待できるわけではありません。

一口馬主の費用に関するよくある質問

一口馬主の費用について、よくある質問をまとめました。

一口馬主になるための初期費用はどのくらいかかりますか?

目安は約3〜30万円ほどです。
この初期費用には「クラブ入会金」と「出資金」が含まれます。クラブ入会金は1万円から3万円が一般的で、無料のクラブもあります。出資金は一口あたり数万円からで、DMMバヌーシーでは5,000円から、サンデーサラブレッドクラブでは30万円以上になることもあります。

月々の費用はどのくらいかかりますか?

月額3,000円〜5,000円前後が目安です。
月会費は約3,000円で、クラブにより異なります。維持費は馬の飼育やトレーニングにかかる費用で、1,000〜3,000円ほどを分担する形です。維持費はトレーニングやレースに近づく時期に高くなることもあります。

保険料は必要ですか?

年間で出資金の3%程度が目安です。
競走馬の万が一に備えて生命保険がかけられ、年に一度支払う保険料として募集価格の約3%が必要です。

出資金は一括で支払う必要がありますか?

基本は一括払いですが、分割払いも可能なクラブがあります。
多くのクラブで一括払いが一般的ですが、DMMバヌーシーなどでは分割払いの選択肢もあります。分割払い希望の場合、各クラブの支払い方法を確認しましょう。

出資口数を増やすと費用はどう変わりますか?

出資口数が多いほど、費用は増加しますがリターンも増えます。
複数口の出資を選ぶことでリターン(賞金分配額)も大きくなります。一方で月会費は変わらないことが多く、維持費は出資口数に応じて増えます。

馬がレースで勝った場合、賞金はもらえますか?

はい、賞金の60〜70%が一口馬主に分配されます。
馬が獲得した賞金は、クラブによって異なる割合で一口馬主に分配されます。この配分率は60〜70%が一般的で、残りはクラブ運営費として差し引かれます。

馬の引退後の費用はどうなりますか?

引退後は維持費は不要ですが、支援費用が発生する場合もあります。
馬が引退すると維持費の支払いはなくなりますが、セカンドキャリア支援や引退後のサポート費用など、任意で寄付や費用負担ができるクラブもあります。

クラブ会費とは何ですか?

クラブの運営費用や会員サービス提供のための月額費用です。
クラブ会費は、クラブ運営や馬の近況情報(写真・動画・レポートなど)を提供するための費用で、毎月支払います。費用は1,000〜3,300円が相場です。

維持費には何が含まれますか?

維持費には飼育管理費や調教費、厩舎預託料などが含まれます。
馬の飼育やトレーニング、レース準備のための費用です。飼育状況やトレーニング内容によって変動することがあります。

一口馬主になるための最低限の予算はどのくらいですか?

年間で数万円から数十万円程度が目安です。
DMMバヌーシーなどの低価格のクラブでは年間1万円ほどで参加できますが、サンデーサラブレッドクラブなど高額クラブでは年間で数十万円以上かかることもあります。

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