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競馬には「G1レース」「重賞レース」など、様々なレースの種類があります。ここでは、競馬のG1レースと重賞レースがどのように違うのか、詳しく解説しました。
「重賞レース」という大きなカテゴリの中に「G1レース」がある
重賞レースとは、格付けが高いレースの総称です。例えば有馬記念や宝塚記念、天皇賞など、有名なレースはすべて「重賞レース」に該当します。
そして、G1レースとは、重賞レースの中でも最も格式が高いレースです。
重賞レースには「G1レース」「G2レース」「G3レース」がある
重賞レースには、G1レース、G2レース、G3レースという3つの格付けがあります。G1から順に、格式が高いレースです。
例えば、有馬記念はG1レースに振り分けられています。
ちなみに、重賞レースは年間で139レース開催されています。(2024年実績)
G1:26レース
G2:41レース
G3:72レース
地方競馬では少し意味が違う
競馬には「中央競馬」と「地方競馬」があります。代表的なのは中央競馬で、G1レースという言葉も、主に中央競馬で使われます。
地方競馬にも「重賞」や「G1」と呼ばれるレースはありますが、中央競馬とは違う意味で使われます。
地方競馬の重賞レースは「重賞」「Jpn1」「Jpn2」「Jpn3」「G1」の5種類
地方競馬の重賞レースは、少し仕組みが複雑です。格式は以下の5段階があります。
- G1
- Jpn1
- Jpn2
- Jpn3
- 重賞
G1レースは、12月29日に大井競馬場で開催される「東京大賞典」だけです。
Jpn1、Jpn2、Jpn3は地方競馬と中央競馬の馬が一緒に出走する「ダートグレード競走」に該当します。G1の東京大賞典も、同じくダートグレード競走の1つです。
実力の高い中央競馬の馬が参加するため、格式高いレースになっています。
そして「重賞」とは、ダートグレード競走以外で、各競馬場が開催する重賞レースのことです。2024年の実績では、合計で年間340回も重賞レース(G1、Jpn1~3を含む)が開催されました。
重賞は各競馬場が独自のグレードを採用している
地方競馬の重賞レースは、各競馬場が独自のグレードを採用しています。
競馬場 | グレード名 |
---|---|
帯広競馬場 | BG1、BG2、BG3 |
門別競馬場 | H1、H2、H3 |
岩手競馬場(盛岡競馬場と水沢競馬場) | M1、M2、M3 |
南関東競馬場(浦和競馬場と船橋競馬場と川崎競馬場と大井競馬場) | S1、S2、S3 |
東海競馬場(笠松競馬場と名古屋競馬場) | SP1、SP2、SP3 |
兵庫競馬場(園田競馬場と姫路競馬場) | 重賞Ⅰ、重賞Ⅱ、重賞Ⅲ |
なお、金沢競馬場、高知競馬場、佐賀競馬場の重賞レースにはグレードがありません。