競馬レースの名前の由来一覧

競馬レースの名前の由来一覧

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有名な競馬レース(G1レース)の名前の由来をまとめました。2024年度の馬券売上金額が大きい順に紹介しています。

有馬記念の名前の由来

有馬記念
引用元:JRA公式
開催時期12月下旬
開催競馬場中山競馬場
距離2500メートル
出走数最大16頭
競争条件サラ系3歳以上

有馬記念は、このレースを創設した有馬頼寧(ありま よりやす)氏の名前に由来しています。

ありま‐きねん【有馬記念】

日本の競馬の重賞レースの一。ファン投票によって選ばれた馬を中心に、毎年12月に行われる。元農相の有馬頼寧よりやすを記念して命名。

引用:コトバンク

ちなみに、1956年の創設時は「中山グランプリ」という名前でした。しかし、その翌年1月9日に有馬氏が急逝し、第2回以降は有馬氏の功績を称えて「有馬記念」というレース名に変更されています。

つまり「中山グランプリ」の名前で開催されたレースは、わずかに1回のみということです。以降、有馬記念は年末の風物詩として親しまれ、いくつもの名勝負を生み出してきました。

東京優駿(日本ダービー)の名前の由来

東京優駿(日本ダービー)
引用元:JRA公式
開催時期5月下旬
開催競馬場東京競馬場
距離2400メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳牡馬・牝馬

東京優駿は、東京は開催地の東京競馬場に由来し、優駿は「優れた馬」を意味することに由来します。元々このレースは、イギリスのクラシック競走である「ダービーステークス」をモチーフに創設されました。

クラシック三冠レースの第二弾として行われる日本ダービーは、イギリスのダービーに範をとり(後略)

JRA 日本ダービー

そのため、「4歳(現3歳)牡馬・牝馬の最高の能力試験であること。」という原則も模範としており、東京優駿も能力の高い優秀な3歳馬だけが参加できるレースとなっています。つまり、「優駿」だけがエントリーできるということです。

なお、東京優駿は「日本ダービー」の名前の方がよく知られています。「ダービー」の由来は、レースのモチーフとしたイギリスの「ダービーステークス」です。現在は、一般的に3歳馬の頂点を決める競走として、世界各国の競馬場で「ダービー」が開催されています。

宝塚記念の名前の由来

宝塚記念
引用元:JRA公式
開催時期6月下旬
開催競馬場阪神競馬場
距離2200メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳以上

宝塚記念は、レースが開催される阪神競馬場の住所(兵庫県宝塚市)に由来しています。

1960年に創設されて以来、一度もレース名が変わっていません。なお、阪神競馬場の工事の影響などによって、過去に数回京都競馬場で宝塚記念が開催されたこともあります。

宝塚記念は毎年6月末にレースが開催されます。そのため、「上半期の総決算レース」として高い注目を集めるレースです。

ジャパンカップの名前の由来

ジャパンカップ
引用元:JRA公式
開催時期11月下旬
開催競馬場東京競馬場
距離2400メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳以上

ジャパンカップは、日本競馬の国際化を目指すレースとして1981年に創設されました。世界の強豪馬を迎え入れてレースが行われ、その名にふさわしい白熱したレースが展開されます。

ジャパンカップは、異なる国の競馬文化やファンをつなぐ架け橋です。創設当初は外国馬の優勝が目立ったものの、近年は形成が完全に逆転しており、2006年以降はずっとJRA所属馬が優勝しています。

日本競馬のレベルの高さを世界に見せつける意味でも、ジャパンカップは重要な舞台です。

天皇賞の名前の由来

引用元:JRA公式
開催時期春:ゴールデンウィーク期間中
秋:10月下旬
開催競馬場春:京都競馬場
秋:東京競馬場
距離春:3200メートル
秋:2000メートル
出走数春:最大18頭
秋:最大18頭
競争条件春:4歳以上のサラ系競走馬
秋:3歳以上のサラ系競走馬

天皇賞は、日本の皇室を象徴する「天皇」の名を由来にした伝統あるレースです。競馬が日本に根付く過程で、皇室が競馬を支援していた歴史があり、その敬意を込めて名付けられました。現在は春と秋に分かれて開催され、それぞれが「天皇賞(春)」と「天皇賞(秋)」として親しまれています。

前身のレースは1905年に創設された「The Emperor’s Cup(エンペラーズカップ)」です。

1905年(明治38年)の5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設した「エンペラーズカップ」が天皇賞の前身。

JRA 天皇賞(春)

日本国内の競馬レースの中では、最も長い歴史があります。1937年には「帝室御賞典」に、1947年春に「平和賞」と改称した後、1947年秋以降は「天皇賞」の名前になり、現在に至ります。

安田記念の名前の由来

安田記念
引用元:JRA公式
開催時期6月上旬
開催競馬場東京競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳以上

安田記念は、日本中央競馬会(JRA)の前身である日本競馬会の理事長を務めた安田伊左衛門(やすだ いざえもん)氏の名前に由来します。安田氏は戦後の混乱期に日本競馬の再建と発展に尽力した功績を称えられ、このレース名にその名が冠されました。

安田氏が日本競馬にもたらした具体的な功績は以下の通りです。

  • 競馬法の制定
  • 馬券の発売
  • 日本ダービーの創設
  • 日本馬の改良

1951年に「安田賞」として創設され、その後安田氏が逝去した1958年から現在の「安田記念」と名前を変更しています。

皐月賞の名前の由来

皐月賞
引用元:JRA公式
開催時期4月中旬
開催競馬場中山競馬場
距離2000メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳牡馬・牝馬

皐月賞は、このレースの創設当初に5月(皐月)に開催されていたことに由来します。しかし、1952年以降は皐月賞は4月開催です。

レース名の「皐月」とは、旧暦の5月を指す。「皐月賞」に改称された当時は5月の上旬に行われていたが、1952年より4月に繰り上げられている。

JRA 皐月賞

皐月賞が創設されたのは1939年で、当初は「横浜農林省賞典四歳呼馬」というレース名でした。その後1947年に「農林省賞典」と改称した後、1949年に現在の「皐月賞」へと名前が変わりました。

菊花賞の名前の由来

菊花賞
引用元:JRA公式
開催時期10月下旬
開催競馬場京都競馬場
距離3000メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳牡馬・牝馬

菊花賞は菊の花を由来としたレースです。菊花賞の開催時期が菊の開花時期(秋)であることから、この名前が付けられました。

元々は1938年に「京都農林省賞典四歳呼馬」として創設され、4歳(現在の3歳)馬限定のレースとしてスタートしました。戦後の1947年に「菊花賞」と改称され、現在まで変わっていません。

菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われるレースです。

「皐月賞は“最も速い馬”が、ダービーは“最も幸運に恵まれた馬”が、菊花賞は“最も強い馬”が勝つ」と言われている。

JRA 菊花賞

格式高い「菊」の名にふさわしい伝統的なレースとして、多くのファンに愛されています。

ホープフルステークスの名前の由来

ホープフルステークス
引用元:JRA公式
開催時期12月28日
開催競馬場中山競馬場
距離2000メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系2歳牡馬・牝馬

ホープフルステークスの競走名にある「ホープフル」には、「希望に満ちた」「望みがある」といった意味があります。これは、ホープフルステークスには、未来に大きな可能性がある2歳馬だけが出場するためです。

前身のレースは1984年に創設された「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」です。その後短いスパンでのレース名変更を経て、2014年以降は現在の「ホープフルステークス」となりました。

2017年にはG2レースからG1レースへ昇格し、1年間のうち最後に開催されるG1レースとしての地位を確立しています。(有馬記念が12月28日に開催されるケースを除く)

1年間のうち最後に開催されるG1レース
引用元:レーシングカレンダー JRA

優駿牝馬(オークス)の名前の由来

優駿牝馬(オークス)
引用元:JRA公式
開催時期5月中旬
開催競馬場東京競馬場
距離2400メートル
出走数さいだい18頭
競争条件サラ系3歳牝馬

「優駿牝馬」の「優駿」は、「優れた馬」、「牝馬」は「メスの競走馬」を指します。このレース名は、日本競馬においてすぐれた牝馬を決めるクラシック競走であることに由来しています。

元々はイギリスのオークスをモチーフとして創設されたという経緯があり、1965年以降は副称として(オークス)が付くようになりました。

優駿牝馬(オークス)は、イギリスのオークスに範をとり創設された競走である。

JRA オークス

ちなみに「オークス」とは、樫を意味する英語です。イギリスのダービーステークスの創設者である第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーは、樫の森が茂るオークスと呼ばれる土地を所有していました。

彼が結婚した際に、その記念に競馬を開催することを思い立ち、夫人の希望も取り入れて「オークス」と名付けたと言われています。

NHKマイルカップの名前の由来

NHKマイルカップ
引用元:JRA公式
開催時期5月上旬
開催競馬場東京競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳牡馬・牝馬

NHKマイルカップは、日本放送協会(NHK)が主催に協賛していることと、レースの距離である「マイル(1600m)」に由来しています。このレースは、クラシック三冠競走が主に中長距離戦で行われるのに対し、マイル路線を目指す3歳馬の活躍の場をつくる目的で、1996年に創設されました。

クラシック競走への出走資格がない外国産馬も参加するため、国際色豊かなレースとして人気を誇ります。創設以来、「NHKマイルカップ」の名前は変わっていません。

本競争を優勝した馬は、その後の国内外のマイルレースでの活躍が目立つなど、登竜門的なレースになっています。

桜花賞の名前の由来

桜花賞
引用元:JRA公式
開催時期4月上旬
開催競馬場阪神競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳牝馬

桜花賞は、毎年4月上旬に開催されるG1レースです。桜の時期とも重なっていることが多いため、「桜花賞」と命名されています。

実際の桜花賞のレース映像を見ても、桜の中を疾走している姿が印象的です。これまで、名牝たちによる名勝負がいくつも繰り広げられてきました。

満開の桜が咲き誇る仁川のターフで数多くの名牝が名勝負を繰り広げてきた。

JRA 桜花賞

なお、1939年に創設されたころのレース名は「中山四歳牝馬特別」でした。これは、中山競馬場で開催されていたためです。その後、1947年に開催地が京都競馬場に移ったことに伴い「桜花賞」と改称、さらに1950年に現在と同じく阪神競馬場での開催となりました。

チャンピオンズカップの名前の由来

チャンピオンズカップ
引用元:JRA公式
開催時期12月上旬
開催競馬場中京競馬場
距離1800メートル
出走数最大16頭
競争条件サラ系3歳以上

チャンピオンズカップのレース名は、ダート界の「チャンピオン」を決定する競走であることに由来します。国内外の一流馬たちが集まり、その年のダート王者を決める格式高いレースとして、この名が冠されています。

元々1981年に、世界に通用する強い馬づくりを進めるために、ジャパンカップが誕生しました。それに伴い、ダート競走でもジャパンカップに並ぶ国際競争を開催する機運が高まり、2000年にダート競走としては国内初の国際招待競走として「ジャパンカップダート」が創設されます。これがチャンピオンズカップの前身です。

そして2014年に現行の「チャンピオンズカップ」へ、名前が変わりました。チャンピオンズカップは、秋に4週連続で開催されるG1国際競走の最終レースを飾ります。

本競走は2008年に創設された「ジャパン・オータムインターナショナル」(秋季国際GⅠ競走シリーズ)の最終週を飾るレースとなっている。

JRA チャンピオンズカップ

マイルチャンピオンシップの名前の由来

マイルチャンピオンシップ
引用元:JRA公式
開催時期11月中旬
開催競馬場京都競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳以上

マイルチャンピオンシップのレース名は、1マイル(1600メートル)の距離でその年の下半期の王者を決める競走であることから名付けられました。ちなみに、上半期には「安田記念」が、マイル王者を決める競走として開催されます。

短中距離路線のエリート馬たちが集う、日本を代表するマイル競走として高い注目度を誇るレースです。このレースは1984年に創設された当時から、「マイルチャンピオンシップ」の名前を使っています。また、開催レース場が京都競馬場であることも、創設以来変わっていません。

スプリンターズステークスの名前の由来

スプリンターズステークス
引用元:JRA公式
開催時期9月下旬~10月上旬
開催競馬場中山競馬場
距離1200メートル
出走数最大16頭
競争条件サラ系3歳以上

スプリンターズステークスの「スプリンターズ(Sprinters)」は、短距離を得意とするスピード型の競走馬を意味しています。日本競馬の短距離界における最高峰のレースであることから、「スプリンターズステークス」というレース名が付けられました。

スプリンターズステークスは、1967年に創設され、当時は中央競馬で唯一のスプリント(短距離)重賞でした。現在も、1200メートルで開催されるG1レースはスプリンターズステークスと、高松宮記念だけです。

1984年にG3、1987年にG2、1990年にはG1の格付けとなりました。そして2000年以降は、秋競馬で開催される最初のG1レースとしての地位を確立しています。

エリザベス女王杯の名前の由来

エリザベス女王杯
引用元:JRA公式
開催時期11月中旬
開催競馬場京都競馬場
距離2200メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系3歳以上牝馬

エリザベス女王杯のレース名は、1975年に来日したイギリスのエリザベス2世女王を記念して名付けられました

前身のレースは1970年から開催されていた「ビクトリアカップ」です。そして1975年のエリザベス女王の訪日を機に、1976年以降は「エリザベス女王杯」としてリニューアルしました。レース内容や競争条件などは、ビクトリアカップから変わっていません。

2012年にはエリザベス女王が即位してから60年記念だったこともあり、「エリザベス女王即位60年記念」の副題をつけてレースが開催されました。

また英語表記も、2012年までは「Queen Elizabeth II Commemorative Cup」を使っていたものの、バッキンガム宮殿から特別な許可を受け「Queen Elizabeth II Cup」に改められました。

大阪杯の名前の由来

大阪杯
引用元:JRA公式
開催時期3月下旬~4月上旬
開催競馬場阪神競馬場
距離2000メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系4歳以上

大阪杯は、大阪に近いレース場(阪神競馬場)で開催されるために、この名前が付けられました。1957年に現在と同じ「大阪杯」として創設され、1964年に「サンケイ大阪杯」、1989年に「産経大阪杯」と改称、長らく中距離G2レースとして親しまれてきたレースです。2016年までは「最もG1に近いG2レース」と言われるほど、ハイレベルでした。

その後、2017年に中距離適性を持つ一流馬に対して、春シーズンの出走機会を拡充することを目的に、G1へと昇格し現在の「大阪杯」へと名前が変更されました。

フェブラリーステークスの名前の由来

フェブラリーステークス
引用元:JRA公式
開催時期2月中旬
開催競馬場東京競馬場
距離1600メートル
出走数最大16頭
競争条件サラ系4歳以上

フェブラリーステークスは、レースが開催される「2月(February)」にちなんで名付けられました。毎年2月の第3日曜日、もしくは第4日曜日にレースが開催されます。

競走名の「フェブラリー(February)」は、2月を意味する英語。この名が示す通り毎年2月、具体的には2月の第3もしくは第4日曜日に開催される。

Wikipedia

なお、現在の名前になったのは1994年にG2レースに格上げされてからです。(その後、1997年にG1レースに格上げされました。)1993年以前は、「フェブラリーハンデキャップ」というレース名でした。

ヴィクトリアマイルの名前の由来

ヴィクトリアマイル
引用元:JRA公式
開催時期5月中旬
開催競馬場東京競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系4歳以上牝馬

ヴィクトリアマイルのレース名は、ローマ神話に登場する勝利の女神(Victoria)に由来しています。

競走名のヴィクトリア(Victoria)とは、ローマ神話に登場する「勝利の女神」という意味。

JRA ヴィクトリアマイル

毎年5月に開催される、4歳以上の牝馬だけが参加するレースです。「春の女王決定戦」に位置付けられていることから、ヴィクトリアマイルのレース名が付けられました。

ヴィクトリアマイルが創設されたのは、2006年と比較的最近です。それ以前は、4歳以上の牝馬が出走できるG1レースがエリザベス女王杯しかありませんでした。そのため、ヴィクトリアマイルの創設によって、4歳以上の牝馬の活躍の舞台が増えたことになります。

朝日杯フューチュリティステークスの名前の由来

朝日杯フューチュリティステークス
引用元:JRA公式
開催時期12月中旬
開催競馬場阪神競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系2歳牡馬・牝馬(

朝日杯フューチュリティステークスの「朝日杯」は、長年スポンサーを務める朝日新聞社に由来します。そして、フューチュリティは「未来」「将来」という意味です。これは、将来有望な2歳馬たちが競い合う場であることを表しています。

競走名のフューチュリティ(Futurity)とは、「未来」「将来」を意味する英語。

JRA 朝日杯フューチュリティステークス

当初は1949年に、「朝日杯3歳ステークス」という名前で創設されました。その後2001年に、現在の「朝日杯フューチュリティステークス」へとレース名が変更されています。

朝日杯フューチュリティステークスは、毎年12月に開催されており、翌年以降に活躍する未来のスターを見つける舞台としても人気です。

高松宮記念の名前の由来

高松宮記念
引用元:JRA公式
開催時期3月下旬
開催競馬場中京競馬場
距離1200メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系4歳以上

高松宮記念は、昭和天皇の弟である高松宮宣仁親王にちなんで名付けられたレースです。前身は「中京大賞典」というレース名でしたが、1970年に高松宮宣仁親王から優勝杯が与えられたのを機に、翌年の1971年から「高松宮杯」とレース名が変わりました。

そして、1996年にはG1レースに格上げとなりました。中央競馬の中央場所と呼ばれる、中山競馬場、京都競馬場、東京競馬場、阪神競馬場以外で開催された史上初のG1レースです。

そして1998年に「高松宮記念」と改称され、現在のレース名になりました。

秋華賞の名前の由来

秋華賞
引用元:JRA公式
開催時期10月中旬
開催競馬場京都競馬場
距離2000メートル
出走数最大16頭
競争条件サラ系3歳牝馬

秋華賞は、中国の詩人である杜甫や張衡が詩のなかで用いた「あきのはな」という言葉に由来しています。「秋」は大きな実り、「華」は名誉や美しさという意味です。

「秋」は大きな実りを表し、「華」には名誉・盛り・容姿が美しいという意味が込められている。

JRA 秋華賞

牝馬たちの輝きと華やかさを象徴する名前であり、クラシック三冠競走の最後を飾るレースとして、秋らしい情景と牝馬限定戦の魅力を感じさせるレース名です。

秋華賞は1996年に創設されました。3歳牝馬の三冠競走である桜花賞と優駿牝馬(オークス)に続く最終戦としての位置づけです。桜花賞とオークスで同じ牝馬が優勝している場合、三冠牝馬が誕生する可能性も高いため、大きな注目が集まります。

阪神ジュベナイルフィリーズの名前の由来

阪神ジュベナイルフィリーズ
引用元:JRA公式
開催時期12月中旬
開催競馬場阪神競馬場
距離1600メートル
出走数最大18頭
競争条件サラ系2歳牝馬

阪神ジュベナイルフィリーズの「阪神」は、レースが開催される阪神競馬場を指します。ジュベナイルは、「少年」「少女」という意味で、本レースに出走する2歳馬たちにふさわしい表現です。そしてフィリーズは牝馬を指すほか、社交界にデビューする少女という意味もあります。

フィリー(Filly)は牝馬、特に4歳までの牝馬のことをいい、この言葉には社交界にデビューする少女(女性)という意味も含まれている。

JRA 阪神ジュベナイルフィリーズ

つまり、これからの活躍が期待される牝馬たちのレースであるということが、レース名の由来です。

このレースの歴史は古く、1949年に「阪神三歳ステークス」として創設されました。その後競争条件が変わり、1991年に「阪神3歳牝馬ステークス」へとレース名が変更されます。

そして、2001年には現在の「阪神ジュベナイルフィリーズ」のレース名に変更されました。創設当初から一貫して、国内の競馬界における若駒の育成に重要なレースとして高い注目度を誇っています。

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